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EG6 シビックリフレッシュ



FACTORYでは今年のレースに向けてホンダシビックとロータスエキシージの2台が車体のリフレッシュ中です。毎年長丁場の耐久レースを走る為、テストやプラクティスを含めると、車体へのダメージもかなりのもの!
そんなわけで車両の性能を維持しつつ、トラブルを未然に防ぐという意味でも、毎年各部を開けて手を入れているんですね。

さて、今回はシビックからトラブル一直線なブツを発見。
上の画像はシリンダーヘッドの燃焼室側ですが、この反対側にはカムシャフトやロッカーアームトいったバルブ機構が収まっています。ここにトラブルの元が潜んでいました。
IMG_0261.jpg

外した部品は例え事前に交換が決まっていても全て洗浄と点検を受けます。
上の画像はバルブなどを各シリンダごとに分けて保管、点検中・・・

IMG_0258.jpg
・・・バルブスプリングリテーナという部品なのですが、見事にクラックが入っています。
ちなみにこの状態ではバルブクリアランスの変化も出ない為、異音などの症状が出にくく、通常の点検ではまず見つからないでしょう。見つかって良かった!
この部品、毎分何千回という上下運動をするバルブとバルブスプリングの間にあるのですが、もしこれが完全に割れると、スプリングの支えを失ったバルブが燃焼室に落下、落ちたバルブはピストンに突き上げられ燃焼室が破壊、エンジンブローという悲惨な結果に・・・考えるだけでもゾッとします。

外した部品はネジ一本までよく観察し、結果、何故その状態になったのかを考察する。さらにそこから改善策を講じてテスト。これらを繰り返すことで、どんな小さなトラブルの元でも発見できるように・・・と、WMメカニックは日々、社長、会長から熱~い愛の鞭(?)を振られています。
精進精進!

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